はじめまして。
絵本キュレーター/教育コラムニストのm.yoshiokaと申します。
この「えほんぎふと」という場所で文章を書くことになりました。
今日から、ご縁ある皆さんに“贈るための一冊”を紹介していきます。
私は長い間、学校図書室や公共図書館で子どもたちと本をめくる日々を送りました。教壇に立ち、図書館で棚に手を伸ばし、英国と北欧で児童文学や教育思想に触れながら、「本を手渡す」という行為の奥深さを考え続けてきました。
「読み聞かせ」ではなく「手渡す」
子どもと絵本をめくるとき、大人が“読み聞かせる”イメージが強いかもしれません。でも私は、絵本を「未来に手渡すもの」だと思っています。
子どもが自分で本を手に取り、好きなページをゆっくりめくる。その時間と自由にこそ、本当の読書の豊かさがあるように感じます。
「本を贈る」ことも、特別な営みです。誕生日や出産祝いだけでなく、ふとした折に――。その本を手に取った誰かの人生に、静かな灯りがともる。贈る側の想いも、きっと一緒に残るはずです。
贈り物としての絵本、その選び方
最近は「パーソナライズ絵本」や特別な装丁の贈り物絵本も増えました。「どんな本を選べば良いかわからない」「センスよく贈りたいけど正解がわからない」と悩む方も多いようです。
そんなときに、このブログが“選ぶきっかけ”や“物語との出会いの場”になることを願っています。
私は可愛いだけの絵本や、ただ「泣ける、感動する」と煽る本の紹介はしません。本の価値はもっと静かで、もっと深いところにあります。
一冊の本の手触り、紙の匂い、印刷された文字――。それは、誰にとっても人生の帰港できる“小さな港”であってほしい。この場所では、そんな静かな読書体験を大切に紹介していきたいと考えています。
これから書くこと
・親から子へ、先生から子どもへ、友だち同士でも――「贈る」視点で選びたい絵本
・イギリス・北欧で出会った、少し“視野を広げる”海外絵本
・大人にこそ贈りたい一冊(名作再発見や、詩集も含めて)
そんなラインナップを、時には個人の記憶や体験も交えつつ、ゆっくりご紹介できればと思っています。
読者の皆さまへ
小さな子ども、孫、甥や姪、そして本好きな大人自身へ。
「誰かの人生の最初の一ページになる本」を、少しだけ丁寧に、静かに選んでみませんか。
絵本は消耗品ではありません。
未来に残る、小さな灯りです。
これから、よろしくお願いいたします。
